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かつて、「私は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです」と発言して総理大臣を辞職した人物がいました。
しかし、客観的に物事を判断できる人は一般に高く評価されます。
とはいえ、もし本当に客観的な判断ができていたなら、そもそも総理大臣を目指そうとはしなかったのではないかとも思われます。
人間が100%客観的になることは不可能ですが、どのような人が客観性を持っていると見なされるのでしょうか。
文章について考えると、まず誤字脱字がないことは基本です。
それに加えて、自分だけでなく他人が読んでも理解できる内容であれば、客観性が保たれていると言えるでしょう。
もちろん、内容の質も重要です。
例えば、大学入試の小論文で、ある社会問題について書く場合を想像してみてください。
高校生の視点では通常気づきにくい点を指摘できれば、高い評価を得られるはずです。
行政の立場、政治家の立場、企業や団体の立場——それぞれで意見や考えが異なるのが自然です。
それぞれの視点を理解した上で、最も理想的な解決策を考え、提示する。
そうすることで、知識だけでなく、その人が持つ知恵が試されます。
そのため、作文や小論文はこうした能力を測るのに最適な手段です。
個人的には、筆記試験の中で最も重視されるべきは作文だと考えています。
