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人それぞれ口癖があるように、文章にも「書き癖(かきぐせ)」があります。
よくみられるクセに、「~という」があります。
「佐藤という人」「~ということ(になる)」等々、探せばいくらでも例は出てきます。
「佐藤という人」の場合、自分がその人のことについてよく知らないか、知っていて敢えてその人物と距離があることを暗に示す場合等にも用いられるので、文脈によっては不要とは言い切れません。
後者についても、文脈によっては「~ということ(になる)」としたほうがしっくりくる場合もあるので、一概にすべて要らないとは言えません。
何度も読み直して、「~という」が必要かどうかを考えてください。
私も気を抜いて書いていると、「~という」をたくさん使っていることに気づくことがあります。
本当にその「~という」が必要なのか、検討してみてください。
「~という」を削除するか、別の表現に置き換えることもできます。
・第18回 外山滋比古「習うより慣れろ」慣れるには書いてみる
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