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作文や感想文、小論文でもそうですが、文章を書くとなると、自分の意見を書くものだというイメージを持っている人も多いと思います。
となると、「自分の意見がない」場合は、書くことが難しく感じるかもしれません。
それで困ったときは、自分以外の人だったらどう考えるかと想像してみましょう。
ジョン・レノン的に言うと、イマジンしてください、ということです。
自分の親、子ども、夫(妻)、兄妹、教師、生徒、隣人だったら、この問題(事象)についてどう感じるだろうかと考えるのです。
それは人間だけでなく、役所、企業、学校等組織単位の視点でも構いません。
「お役所的な発想ではそうなるけど、民間ではこう考えるよね」
ということがありますが、立場が違えば考え方も異なってきます。
どの立場にも偏らず、物事を公正に捉え観られる人が優れた人材だとみなされます。
悲しいかな、実生活では、あまりに公平を期そうとすると、煙たがれることもままありますが、さまざまな考え方ができることを示せば、評価は高まります。
「AとBどちらの意見も理解できますが、どちらかというと私は、Bと同じように考えます」
特に自分に強く主張したいことがない場合は、このように自分に近い意見を引き合いに出して、それに賛成を示す書き方をするのもありです。
・第31回 ゼロから文章は生まれない
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