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<序論>
結論から書く:わかりやすい文章の特徴としては、「最初に結論を書く」こと。
自分の考えや意見を最初に明示しておいて、「そのように考える理由は、以下三つある」とし、本論で「第一に、~からである。第二に、~からである。第三に、~からである」というように書く(理由の数は三つとは限らない)。
課題文を読んで解答する設問の場合は、筆者の意見に賛成か反対かを述べるとわかりやすい。
一般的には筆者の意見に反対の立場のほうが書きやすい。
筆者の主張に矛盾点や欠点があれば、その点を指摘し論じる。
ただし、100%必ず反対の意見を述べればよいというわけではない。
自分の考えに基づいて書くことが重要。
賛成の立場を取るとしても、「この部分に関しては同意するが、この点については考えが異なる」などと部分的に筆者の意見を批判し、論を展開することができる。
● 「起・承・転・結」よりも「序論・本論・結論」に分ける
小論文では基本的に「序論・本論・結論」というように3つの段落に分ける。
「起・承・転・結」の4つの段落よりも、3つの段落に分けて書いたほうが書きやすい。
序論・本論・結論の中で、本論の部分に割く文を多くし、序論と結論は同じぐらいの割合にするのがよいとされる(序論・結論は1~2 割程度)。
小論文で重要なのは、設問で問われていることに対して答えられているかどうかだが、バランスを考えると、序論・本論が 1~2 割、本論は 6~7 割が標準的とされる。
序論は導入(問題提起や自分の意見[設問に対する解答]の概要)、本論は論の展開(問題点[課題]や自分の意見の詳細、解決法等)、結論はまとめ(序論・本論で述べたことについて言葉を変えながら、コンパクトにまとめる)を書く。
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