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英語では、こちらの記号 → “?” 「クエスチョンマーク(疑問符)」やエクスクラメーションマーク(感嘆符)→ “!”が使われますが、本来、日本語にはないものです。
ですので、ビジネスメールや試験の際の小論文などでは使用を控えたほうがよいのですが、小説やSNSなど日常のカジュアルな文章では普通に使用されています。
これらのマークを使う際にもルールがあります。
それは、「?」や「!」の後には、スペースを入れるということです。
「このやろ!」
というように、文がそこで終わり改行する場合にはスペースは不要ですが、「~?(!)」の後に改行をせず、次の文が続く場合は以下のようにスペースを置きます。
>なんたる結末! 彼は……
日本語なので全角スペースを入れるのが基本ですが、ネット上では半角スペースにしてある文もよく見かけます。
私も、ウェブ上では半角スペースにすることが多いです。
全角スペースだと少し間が空き過ぎかなと感じてしまうからです。
こういった部分はあまり学校の国語の授業では取り上げられません。
原稿用紙の使い方を守ることも大切ですが、それ以上に大切なのは中身です。試験であれば減点されるかもしれませんが、何を書くかのほうが重要であることに違いはありません。
「食べられる」に対する「食べれる」のような”ら抜き言葉”も、誤った使い方だとされていますが、”ら抜き言葉”を使う人が減らず、むしろこれから増えていったとしたら、誤りだとすら考えない人も現れてくると思います。
いくら国語(日本語)の研究している大学教授等が、「それは間違いだ」と言って改善を訴えたとしても、大多数がこのほうが言いやすいと思って使い続けていれば、その流れに逆らうことはできないのです。
子供が、学校が決めた通学路よりも、近道を選んで登下校をするようになるのと同じです。登下校に限らず、普通は近道を選んで会社に行ったり帰宅したりしますよね。
中学、高校で古典を学びますが、言葉や言葉の使い方が変化していくのは必然で、それが自然なことだとしても、どう変わるかまでは読めません。
しかし、だいたいの流れとしては言いやすい(書きやすい)ように変化していく性質が言葉にはあると思います。
・第33回 ブログの文章は質より量
・第35回 句読点の使い方-助詞の「や」と「と」の後ろの読点「、」について
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