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小論文の書き方No.23【代名詞,指示語|こそあど言葉】
小論文には字数制限がある場合がほとんどです。そのため、「彼」「彼女」「それ」などの代名詞や、「これ」「それ」「ここ」などの指示語(こそあど言葉)を活用することで、文字数を節約し、簡潔で読みやすい文章に仕上げましょう。
1. 代名詞で文字数を節約
代名詞を使うと、繰り返し登場する名詞を省略でき、字数を大幅に削減できます。特に、人物や事物を指す場合に有効です。
例文:
・代名詞なし:環境問題を解決するには、環境問題への意識向上が必要だ。環境問題への意識向上が進むと、人々の行動が変わる。(約50文字)
・代名詞あり:環境問題を解決するには、その意識向上が必要だ。それが進むと、人々の行動が変わる。(約40文字、10文字削減)
注意点:代名詞を多用すると、誰や何を指すのか曖昧になる場合があります。段落をまたぐ場合や、複数の対象が登場する場合は特に注意が必要です。
対策:代名詞が指す対象を明示する。
・曖昧:田中さんは環境保護を訴えた。彼は行動を求めた。(「彼」が田中さんか別の人か不明確)
・明確:田中さんは環境保護を訴えた。田中さんは、行動を求めた。
2. 指示語で簡潔かつ論理的な文章に
指示語(「これ」「それ」「あれ」「ここ」など)は、前に述べた内容を簡潔に参照し、文章の流れをスムーズにします。論理的な小論文に欠かせないツールです。
例文:
・指示語なし:情報技術の発展は生活を便利にする。しかし、情報技術の発展はプライバシー侵害のリスクも高める。(約60文字)
・指示語あり:情報技術の発展は生活を便利にする。しかし、それはプライバシー侵害のリスクも高める。(約50文字、10文字削減)
注意点:指示語が指す内容が不明確だと、読者に混乱を与えます。参照する内容が直前に明確に述べられているか確認しましょう。
対策:指示語の前に具体的な内容を簡潔に記述。
・曖昧:これは重要だ。(何が重要か不明)
・明確:環境保護は喫緊の課題だ。これは重要である。
3. 代名詞・指示語のバランスと効果的な使い方
代名詞や指示語は便利ですが、使いすぎると文章が単調になり、論旨がぼやける恐れがあります。以下のポイントを意識しましょう:
・キーワードの適度な繰り返し:「環境問題」「情報技術」など重要な語は、強調のためあえて繰り返す。
・文脈に応じた使い分け:学術的な小論文では名詞を優先、エッセイでは代名詞を多用しても自然。
・読み手の視点:段落冒頭や話題が変わる際は、名詞を明示して文脈を明確に。
例文(バランスの良い使用):
環境問題は現代社会の課題である。それを解決するには、私たち自身と政府の協力が必要だ。政府は政策を強化し、個人は意識を高めるべきである。この協力が、持続可能な未来を築く鍵となる。(約90文字)
4. まとめ
代名詞(「彼」「彼女」「それ」)や指示語(「これ」「それ」「ここ」)は、字数制限内で簡潔かつ読みやすい小論文を書くための強力なツールです。ただし、以下の点に留意しましょう:
・対象を明確にして、曖昧さを避ける。
・重要なキーワードは適度に繰り返し、論旨を強調。
・文脈や小論文の形式に応じて、代名詞と名詞をバランスよく使用。
これらのテクニックを活用すれば、説得力のある小論文を効率的に作成できます。
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